30代のネクタイの選び方徹底解説

ストライプのネクタイ

ネクタイの売り場を見ても圧倒的に商品数が多く、人気のある柄です。日本人にとても愛されており、愛着のある柄でもあります。ネクタイ選びに困ったらストライプを選ぶ方が多いほどです。柄の特徴としてはスタイリッシュで、清潔感を感じ、新鮮なイメージをもたせることができます。

レジメンタルタイ（ストライプタイ）のその語源としては、16世紀までさかのぼります。当時の英国軍が連帯（武隊）ごとに異なる柄や色などのストライプ柄を作り、所属する連帯（部隊）を表す印として使用していた旗の色を、ネクタイに取り入れたことが始まりと言われています。

歴史のあるストライプの中でも特にオススメなのが、近年とても人気の「マルチストライプ」です。ストライプの中で一番トレンドを感じる柄です。トレンドに敏感でアンテナをはっているという印象も与えることもできます。最近では、報道番組のアナウンサーが着用している姿を見ることも多くなってきました。落ち着いた知的な印象を与える必要があるアナウンサーもすすんで着用されている柄です。一般的な通常のストライプよりも複数のストライプの線で構成されており、織組織も複数の織組織で表現しているものが多いです。そのため、凹凸感や光沢感をより感じることができ、上質な高級感やスタイリッシュな印象を与えることができる特徴のあるストライプです。

もう少し個性を感じるストライプを着用したい方は、「パターンストライプ」がオススメです。商談、プレゼンテーション、スピーチなど、一気に人前に出ることが増加する30代。そのような場面のコーディネートをさらに華やかに彩ります。オシャレ感、華やかさ、個性をさらに表現できる柄です。パターンストライプとは、ストライプとストライプの間にパターン（柄）を挟み、ストライプを複合的に表現している柄のことを言います。より新しいものにチャレンジしたい、30代になり少し違うテイストのストライプに興味がある方にもピッタリな一本です。

ドットのネクタイ

ネクタイの定番柄の一つであるドット柄。日本では女性がプレゼントとしてドット柄を選ばれる方も多く、可愛い柄としての印象をおもちの方が多いと思います。なかなか洋服でドット柄を取り入れることが難しいので、「ネクタイで着用してみたい」と選ばれる方も多いのではないでしょうか。

ドット柄の歴史を紐解いてみると、諸説色々とありますが、歴史が古いものですと、新アッシリア帝国（古代メソポタミア地方、現在のイラク）の王妃のドレス（紀元前7世紀頃）にも確認されてれおり、とても歴史がある柄と言われています。日本では古墳時代（3世紀中頃〜7世紀頃）の埴輪の服装から確認できたという説もあり、非常に興味深い柄でもあります。ドットは人類最古の柄とも言われ、最もクラシックな柄であるとも言われています。ヨーロッパでは、クラシックでエレガントな柄として認知されており、人気の柄の一つです。近年では、芸術家の「草間彌生」さんがドット柄を使用した作品を作られており身近に感じられる方も多いかもしれません。

ネクタイのドットは、各国の代表の方が演説などの正式な場でもしめられることの多い柄で、正式な場面にも推奨される格式のある柄です。30代の着用するネクタイとしても、とても相性のいい柄になります。ドットが小さいとより落ち着いた上品な印象を演出できますので、ドットの中でも一番のオススメは「ピンドット」です。「ピンドット」とは、名前の通りピン（針）を刺したような小さい水玉模様になります。水玉模様の斑点が「直径1㎜〜4㎜」程度の大きさのドットのことを言います。ドットはサイズが大きいほど、よりカジュアルな印象になると言われており、反対に小さいドットは上品な印象を演出できます。人前に出ることの多くなる30代は、ピンドットでも織り組織に変化を感じられるものや、凹凸感のあるものがより上質感を感じられると思います。

ドット柄でも、もう少しインパクトを感じるネクタイを着用したい方はこちらがオススメです。直径5㎜〜10㎜程度の大きさのドットで「ポルカドット」と呼ばれているドットになります。「ポルカ」に関しては、ポルカダンスからきていると言われていますが、特段の関連性はないとされており、ポルカダンスと同時期にこの柄が流行したからではないか、とも言われています。ビジネスライクでも普段使いにも相性のいい柄です。ドット柄は、ドットが大きくなれば大きくなるほどカジュアルになると言われています。ポルカドットは、ピンドットに比べてドットは大きくなりますが、ドットが大きいため柄がわかりやすく、Vゾーンによりインパクトを残すことができます。ドット特有のポップに感じる部分を残しつつも、30代の落ち着いた雰囲気を上品に華やかに見せてくれる柄です。ストライプシャツにあわせてしめると、ストライプの繊細さも加味され、よりネクタイが上品に感じられると思います。

ペイズリーのネクタイ

ネクタイの中でも、「あわせるのが難しそう」、「オシャレすぎてしめる自信がない」など、少し敬遠する方が多いペイズリー柄。あまり馴染みのない柄なので、あわせ方がわからなかったり、どれがいいのか自分では選べない方も多いのではないでしょうか。選び方次第でとてもお洒落でシックにコーディネートできるのが魅力的な柄です。

ペイズリー発祥の地として知られているのは、諸説色々とありますがイラン、インドであると言われています。名前に関しては、スコットランド西部にある町ペイズリー（Paisly)

にて、この模様を使用した織物が盛んに生産されたことから、模様そのものの名前になったと伝えられています。優雅で柔らかい草花を元にした美しい曲線、連続したパターンがペイズリーの特徴。草花をイメージしたパターンが連続している模様は、人間の心理に安心感を与える効果があると言われています。ペイズリー柄は配色によって非常に主張が強い柄になるため、ネクタイを選ぶ際にはその部分に気をつけて選ばれるといいと思います。同系色のもので織り組織に凹凸感があるものを選べばとても上品にコーディネートすることができます。ジャガード生地は織り組織の凹凸によって色の陰影ができます。その陰影が大人の雰囲気をさらに魅力的なものにします。30代の落ち着いた雰囲気をさらに上品に紳士的に見せてくれるとても素敵な柄です。紺のスーツなどスーツの色は、定番的なカラーからあわせてみるといいかと思います。

小紋のネクタイ

クラシックで、落ち着いた印象を与える柄として人気が高いのが小紋柄。シャツともあわせやすく、どんなスタイルにも着用しやすい柄です。花柄、ひし形、紋章など、柄のバリエーションも豊富なため、選びやすいのも特徴。日本では、着物の柄にも小紋柄が使われており、江戸小紋などが非常に古典的な柄としても有名です。クラシックで落ち着いた雰囲気を与える柄であり、知的な印象を与えることができます。小紋柄は柄が大きくなると華やかな印象になるので、華やかさを意識したい方は大きめの柄を選ぶと良いでしょう。大きめの小紋柄が苦手な方は、小さめの小紋柄がオススメです。大きい小紋柄よりクラシックで、落ち着いた印象を与えることができると思います。着用するシーンなどによって使い分けるのもオススメです。シンプルなスーツとも相性がよく、無地感のジャガードの凹凸感を感じさせるスーツやシャツと合わせることにより、全体が引き締まったスタイリッシュな印象を与えることもできます。

30代ネクタイプレゼントを選ぶ際の注意点

ここまで説明してきたように、ネクタイの柄には無地、ストライプ、ドット、ペイズリー、小紋などたくさんのバリエーションがあります。それに加えて色の組み合わせもとても重要な要素です。30代へのネクタイのプレゼントとしては、30代の魅力的な部分、特徴、着用する場面など、より着用する方のアピールにつながるような商品がプレゼントに向いているでしょう。ポイントとしては、下記のことに気をつけて選ぶと、より良い個性をアピールできると思います。

番外編 記念日、お祝い、デートなど特別な日にピッタリなネクタイ

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記念日、お祝い、デート、など、特別な日に素敵なレストランや、ラグジュアリーなホテルなどで、特別な時間を過ごすことが多くなるのも30代の特徴であると思います。場所によっては、ドレスコードの指定があるところもありますが、近年はスマートカジュアルでも可能なお店がとても増えてきました。スマートカジュアルの場面にも、ネクタイはとても役立つアイテムです。ジャケットにネクタイをするだけで、見違えるほど全体のコーディネートがしまります。ネクタイを着用すると、少し堅苦しくなってしまうのでは？と思われる方もいるかもしれませんが、そう感じてしまう方は少しカジュアルに見えるネクタイを選ぶことをオススメします。

弊社のKINSHOKUというブランドでも取り扱っている「ニットタイ」。これが本当に便利で、気軽にネクタイを楽しめるアイテムです。ニットの編まれたネクタイであるため、非常にネクタイが軽く、しめ心地も抜群です。気軽に楽しめる商品でありながら、しっかりとした存在感があるのがオススメのポイントです。ネクタイのタイ幅はナロータイと呼ばれる少し細いネクタイになります。全体のコーディネートに、カジュアル感も残しつつ全体を占めてくれる魔法のようなアイテムです。是非、スマートカジュアルな服装が必要な場面で、試してみてくださいね。